【事業紹介】救急車の配置に“科学の目”を
- hu_tksoudan

- 9月22日
- 読了時間: 2分
消防や救急の出動は年々増えてきていますが、今の消防体制が本当に地域の実情に合っているのか、実はこれまで十分に検証されていませんでした。
限られた人員や車両をどうすればもっと効率よく活用できるのか―これは大きな課題です。
そこで、小田准教授ら研究者チームと東広島消防局は、令和5年度に社会課題解決型事業(COMMONプロジェクト)「現在の需給分布に合わせた消防車両と隊員の最適配備
~サスティナブルな消防力50年計画を目指して~」をスタートしました。
「将来も安心できる持続可能な消防体制づくり」を目標に、数学的な分析やシミュレーションを進めています。
令和6年度は「東広島消防署管轄内で救急車の配備が適切だったのか」を検証しました。
過去5年間の救急車出動データをもとに、現場に到着するまでの時間を数学的に分析。
その結果、救急車を一部別の署に移すとより早く現場に駆けつけられる可能性があることがわかりました。
もちろん、今回の分析は過去のデータをもとにしたもので、これからの人口の変化や需要の増加までは反映されていません。
そこで次のステップとしては、将来の需要予測も加えたモデルを作り、長期的に最適な配備計画を考えていく予定です。
【その他ニュース】
●中国新聞でプロジェクトが紹介されました(2025.8.19)
●東広島市役所でポスターが展示されています(2025.9)
COMMONプロジェクトのポスター展が東広島市役所1階ロビーにて開催中です。
小田准教授らの本事業も紹介されています。
9/30(火)までの開催でどなたでも自由に見ることができますので、ぜひご覧ください。







