東広島市との社会課題解決型事業がCOMMONプロジェクトに認定!
- 統計相談 広島大学数理統計学グループ
- 9月2日
- 読了時間: 2分
※2023.12.18付でWebサイト(既に閉鎖)に掲載していた記事を再掲します。
なお,本プロジェクトは2025年度も継続中です。
先進理工系科学研究科の小田助教(※)を研究代表者とする研究チームが東広島市と広島大学Town & Gown Officeの社会課題解決型協働事業「COMMONプロジェクト」に認定されました.(※)2025年現在,先進理工系科学研究科准教授
2023年度から東広島市消防局と共にデータサイエンスを活用した消防署・消防車両・人員配置の最適化問題に取り組みます.
●プロジェクト名
「現在の需要分布に合わせた消防車両と隊員の最適配備~サスティナブルな消防力50年計画を目指して~」
●大学側プロジェクトメンバー
小田 凌也(広島大学・助教)
小野 真彦(広島大学・大学院博士課程後期)
福井 敬祐(広島大学・客員准教授, 関西大学・准教授)
稲川 敬介(秋田県立大学・助教)
小笠原 悠(東京都立大学・助教)
◆COMMONプロジェクトとは?
東広島市と広島大学Town &Gown Officeが推進している「Town & Gown構想」の取組の一つとして行っている協働事業です.
東広島市役所の各業務部署と大学教員が対話をしながら双方のメリットとなる「共通課題(COMMON, コモン)」を設定し,双方が「顧問(こもん)」となって知見を共有しながら社会・地域課題の解決を目指すことを目的としています.
◆プロジェクト概要
東広島市消防局管内の各消防庁舎で配置している消防ポンプ車や救急車の数は,消防庁の示す目指すべき水準値よりも低く,また消防局員数も水準値に満たしておらず,体制維持が不十分という課題が存在しています.

そこで,小田助教を中心とした時空間分析などの最新のデータサイエンスの専門家と数理最適化と呼ばれる「オペレーションズ・リサーチ(OR)」の専門家による研究者チームを結成し,消防局消防総務課とともに現在の消防需要を適切に把握し,将来の人口減少問題を見据えた消防署・車両・人員の最適配置を行うことで課題解決を目指します.

※記事内の写真は関係者に利用承諾を得た上で掲載しております。